校長室より

IMG_9213 東温高校新学科キャッチフレーズロゴマーク_page-0002

 東温高等学校のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。また、「校長室より」を訪れていただき、心より感謝いたします。
校長の灘野達人(なだのたつひと)です。生徒の皆さん、保護者の皆様、同窓生の皆様、そして地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 東温高校は、東に連峰石鎚を仰ぎ、南には緑に映える皿ヶ峰を眺める風光明媚な東温の地に、昭和23年12月1日、県立東温高等学校定時制課程農業科として、広大なクヌギ林を切り拓いて設立されました。校庭に残るクヌギ林の中にある記念碑「耕」には。「本校草創期、耕地を自ら拓き、樹木のごとく汗して、その耕の精神隆々と今に息づく」とあります。
DSC_0298
 現在、本校は創立76年目を迎え、普通科15クラス、商業科6クラスを有し、特色ある教育を実践しています。
 本校の重点努力目標は、今まで通り「生きる力をはぐくみ、共に学び高めあう教育の推進~社会に貢献できる人間性豊かな生徒の育成を目指して~」としました。そして、今年度からキャッチフレーズを「Go on Toon 𝄞 ~世界を広げる 好きを見つける」としました。東温高校はこれからも地域とともに進み続けます。また、マニュフェストのサブタイトルを「考える力と想像する力、やり抜く力の育成」としました。生徒達には、様々な学習を通じて考える力と想像する力を身につけ、最後までチャレンジし続けてほしいと思います。
 保護者の皆様、同窓生の皆様、そして地域の皆様、本校の教育活動に対するご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
                                          愛媛県立東温高等学校長 灘野 達人

校長日記

令和7年度 第3学期終業式 式辞

校長室より

令和7年度第3学期終業式 式辞

080319第3学期終業式願生れ!

今日で令和7年度が終わります。皆さん、この一年間はどうでしたか。振り返ってみると、嬉しかったこと、悔しかったこと、さまざまな出来事があったと思います。そのなかで、「自分は成長できた」と感じる場面はあったでしょうか。
 今年一年を簡単に振り返ってみましょう。
・男子ソフトボール部 インターハイ準優勝
・弓道部女子 全国選抜大会 第3位
・国際理解研究部 四国大会 最優秀、全国大会へ出場
・英語スピーチコンテスト 県予選 最優秀
・陸上競技部 5000m競歩インターハイ出場
・全国高校総合文化祭合唱部門出場
・体育祭、文化祭、東温フェスティバル、ボランティア活動 など
 高校生らしいエネルギーを存分に発揮し、すばらしい活躍を見せてくれました。来年度も、自分を信じ、友人を信じ、先生を信じ、そして家族への感謝を忘れず、さらに活躍してくれることを期待しています。
 さて、この一年間、始業式・終業式、そして入学式と卒業式のすべてで私は、校訓である「自律・錬磨・敬愛」に加えて、「考える力」「想像する力」「やり抜く力」を身に付けてほしいと伝えてきました。2学期終業式では「努力には夢がある」という話もしました。
 現代社会において、「考える力」と「想像する力」はますます重要です。いろいろなことに挑戦し、努力を積み重ね、それを最後までやり抜くこと。その中で必ず「考える力」と「想像する力」が育っていきます。
 今回の終業式で皆さんの前で話すのは最後になります。60年間生きてきた経験から、皆さんに伝えたいことを三つ話します。
 一つ目は、「今は大きく感じる壁も、後から振り返れば小さな壁にすぎない」ということです。これはフルマラソンから感じたことです。
 私が初めてマラソンに挑戦したのは32歳のときでした。当時、3年生の担任をしており、生徒たちを励ましたいという思いで小豆島マラソンに挑みました。制限時間5時間、アップダウンの激しい厳しいコースです。25km地点までは計画どおり順調でした。しかし膝が痛み、立ち止まってスプレーをしたところ、脚が思うように動かなくなりました。歩いたり走ったりを繰り返すうちに、「これだけ歩いてしまったのだから、もう制限時間内の完走は無理だ」と心の中で諦めてしまいました。
 それでも最後の力を振り絞ってゴールを目指しましたが、あと2kmというところで号砲が鳴り、制限時間の5時間となってしまいました。仲間の先生が迎えに来てくれ、最後まで走り切りましたが、記録は5時間15分。たった2km、15分足りなかっただけなのです。
 ゴールした後、強く後悔しました。「なぜ諦めてしまったのか」。途中で諦めたときには、もっと大幅に遅れると思い込んでいたのです。しかし実際は、もう少しの頑張りだけでよかった。先のことを考えて諦めるのではなく、「今」を頑張ることの大切さを教えられました。
 二つ目は、「人生は喜ばせごっこ」という言葉です。アンパンマンの作者・やなせたかしさんの言葉です。私は、人にしたことや言葉は巡り巡って自分に返ってくると信じています。
 10人に優しくすれば、10人から優しくされる。
 10人の悪口を言えば、10人から悪口を言われる。
 そう感じる場面を、これまで何度も経験しました。皆さんも、周りの人を幸せにする行動・言葉を選んでください。いつか必ず、周りの人があなたを幸せにしてくれます。「喜ばせごっこ」をしてください。
 三つ目は、「願生(がんば)る」という言葉です。
 私が大好きな言葉で、3年の担任をしたときは、卒業式の日にいつもこの言葉を生徒に贈ってきました。この言葉は、もともと「頑張る」の誤字から生まれました。「頑張る」には、どこか力を入れすぎてしんどく感じるところがあります。
 これからは、自分の夢の実現や幸せを“願いながら生きる”、周りの人の幸せを“願いながら生きる”、そんな「願生る」生き方をしてほしいと思います。
 皆さんが幸せになることを心から祈っています。
 どうか「願生って」ください。応援しています。
 これで式辞とします。