2025年5月2日 15時23分

とある数学Ⅰの授業

本日、2年生商業科の数学Ⅰの授業で三角比を使った簡易測量を実施しました。

当然ながら、私にとっては何回もやっている授業内容。けれども生徒にとっては初めてで新鮮な内容です。

驚きや気づきを大切にしながら授業をしなきゃと考えながらいざ授業へ。

 

今回は、「校舎の高さを測ろう」です。

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あれれ?みなさんもお気づきでしょうか?

第1教棟の外壁がきれいになっているではありませんか!

かっこいい!隣の第2教棟と比べても遜色ない感じがします(建物内は全然違いますが…)。

この数か月、寒い中も外で作業をしていただいた業者の方々に感謝ですね。

 

さて今日は、事前の授業で作成した自作の簡易測量器(製作費5円←おもり代)を使って仰角(見上げた角度)を計測しました。

では早速!

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今日はとても風が強く、風で動くおもりに苦労しながら、覗く人、角度を読む人、それぞれ協力しながら計測ができました。

普段の授業では見たことがないような笑顔で計測する生徒、とても楽しそうでした。

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校舎の高さ以外にも、グラウンドの照明の高さや木の高さ、先生の車の高さ(担任の先生の車だとか…?)などなど、普段メジャーなどでは測ることができない物の高さをそれぞれが計測しました。

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その後、教室戻って計算。ここで役に立つのが「三角比の表」です。

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一度は聞いたことがあるサイン・コサイン・タンジェントの数値がまとめられてある優れものです。

『サイン・コサインなんになる~♪ 俺らにゃ俺らの夢がある~♪』

私が高校生ときの数学の先生が口ずさんでいた受験生ブルースという歌だそうです(私は本家を聴いたことがありません)。

そんなことない!と今なら突っ込めるくらい、実はいろいろな場面で三角比は活躍しているんです。

計算結果は班によってばらつきがありましたが、非常に近い数値もちらほらと。

「予想と全然違った」という意見が多かったです。では、実際の高さとどうして違いがうまれたのだろうか?その原因を次回の授業で考えていこうと思います。

今回の授業で、「数学って超役に立つじゃん!」ということを少しは実感してもらえたでしょうか?

このような活動をきっかけに少しでも数学を身近に、欲を言えば数学を「好き」になってもらいたいものです。